2024年3月18日月曜日

これ絶対うまいやつ♪ 背脂醤油 おかかバターラーメンライスとアレンジ


日清食品のインスタントラーメン、作り方とトッピングのレビューです。

ニッシン オリジナルレシピの おかかバターラーメンライス も試しました。


インスタント麺の老舗、ニッシンが放つ袋麺 ”これ絶対うまいやつ♪”。

大胆にも商品名に ”絶対うまい” と名付けられた所からは、相当な自信が伺えます。

単に客寄せとしてのネーミングならば、自らハードルを上げる事となり、墓穴を掘る結果となってしまいます。

内容的には ”濃くてうまい” という部分を前面に押し出しており、ウェブサイトを覗くとラーメンライスのレシピが紹介されています。

このページでは、
・ノーマル状態の味
・おかかバターラーメンライス
・4種類のトッピング
と味の検証をしました。

ニッシンウェブサイト
濃くてうまいラーメンだから、米と食べたら絶対うまいやつ♪ 




概要


NISSIN
これ絶対うまいやつ♪ 背脂醤油



ウェブサイトから 

醤油と鶏のうまみに背脂のコク、ガツンとくるにんにくの風味をきかせたスープが、すすり心地の良いストレート麺に絡む、濃くてうまい背脂醤油ラーメンです。

”濃くてうまい!” をコンセプトに展開中の「これ絶対うまいやつ」、

この ”背脂醤油” はシリーズを代表する人気商品となります。

ラーメン界ではお馴染みの、豚の脂身である背脂にフィーチャーした醤油ラーメンとなり、このシリーズにマッチしたテイストと言えます。

トロけるような味わいのある背脂と、ガツンとくるニンニク風味が混じり合えば、相当なインパクトが期待できます。

リニューアルで、にんにく感がガツンとアップしたという刺激にも期待したいです。



商品スペック


2024/2月

購入価格

税込245円(3食パック)

栄養成分表示

1食(100g)当たり
熱   量   312kcal
たんぱく質   8.0g
脂   質   5.7g
炭水化物    57.2g
食塩相当量   6.5g
ビタミンB1 0.16mg
ビタミンB2 0.27mg
カルシウム   125mg

原材料

めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、卵粉、チキン調味料、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、豚脂、香辛料(にんにく、しょうが、胡椒)、食塩、糖類、チキン調味料)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、カラメル色素、リン酸Ca、香料、カロチノイド色素、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

同シリーズの ”香味ねぎ塩” と同じく、塩分量は6.5gという高い値です。

健康を考えるとせめて5g台に抑えて欲しい所なのですが、濃厚な味わいをセールスポイントとしている事を考えると致し方ない所でしょうか。

刺激の強いスープを常用してしまうと、濃厚なスープでなくては物足りなくなってしまいます。

大量に汗をかく夏場やスタミナを付けたい時など、ここぞという場面をメインに活用したいです。



スープ




付属の液体スープは1つで、あらかじめ器に入れておくスタイルです。

作り方の詳細は以下となります。
・450mlのお湯を沸騰させる
・麺を入れ4分間煮込む
・どんぶりに液体スープ出しておく
・麺の煮込みが終わったら、先ずはお湯だけでスープを混ぜ合わせる
・麺をどんぶりに移す


麺を煮込んだだけの簡単ラーメンが完成しました。

僅か数分で美味しいラーメンが食べれるとは、今更ながらインスタントの力には驚かされます。



むろん実店舗レベルの本格スープとはいきませんが、表面にはしっかりと背脂が浮いています。

香りはポークがベースとなりニンニク臭が漂います。

味わいに関してもニンニクが強く主張しており、この辺りはシリーズ共通と感じます。

しかしながら、単純に 濃厚 = ニンニク という訳ではなく、動物性の旨味とスパイシーな風味が複雑に絡み合い、奥深い味となっています。


背脂の印象としては、そこまで強いものではありませんが、インスタントとしては頑張っていると思います。

逆に言うと、くど過ぎないので食べ易くも感じます。

総評としては、ニンニクの刺激と背脂のまろやかなコクで、期待通りの濃厚スープでした。








麺は同シリーズの ”香味ねぎ塩” と同じく、やや細めのストレート麺となります。

滑らかで食べやすくツルツルとした食感で、ちぢれ麺とはまた違った美味しさが感じられます。

この辺りは個人の好みで分かれる所かと思いますが、決してクオリティーが低いとは感じません。

適度なコシがあるためか時間が経過しても伸びづらく、食べ応えのある麺となっています。

スープとのバランスが考えられた、強いクセに負けないだけの存在感がある麺という印象です。



おかかバターラーメンライス



日清のウェブサイトでは、ラーメンライスとの組み合わせが推奨されており、4種類のレシピが紹介されています。

その中の一つ ”おかかバターラーメンライス” を試していきます。

健康面では油分問題が取り沙汰されるラーメンですが、さらにバターを追加するというある意味勇気のいるメニューです。

作り方
①暖かいご飯にかつおぶしをかける
②バターをのせ少し溶けるのを待つ
③スープを全体にかける


ほかほかのご飯上に、鰹節とバターをのせていきます。

レシピというほどの作業ではなく、手間要らずで簡単に作れました。

バターには利便性に優れるチューブ式を使用したので、通常の固形タイプよりも溶けやすいはずです。


レンゲにのるのは、ご飯・鰹節・バターの組み合わせです。

先ずはこのままで食べてみると、イメージ通りのバターご飯といった味です。

バターの脂分が目立ち、特別美味しいとも思えません。


ほかほかご飯にのせたチューブバターは、いつの間にか溶けてライスの中に染み込んでいます。

バターの塊が残ったとしても、遅かれ早かれスープに浸せば溶けるとは思いますが。



今度はしっかりとスープに浸して食べていきます。


一口食べて驚いたのですが、スープに浸す前とは印象がガラッと変わりました。

これはかなり旨いです!

スープなしで食べた時には、バターご飯そのままのそっけない味だったのですが…

ひとたび浸せば、バターの風味と鰹節の香り・スープの刺激が調和して大人の雑炊といった印象です。


過去2回、温玉ラーメンライス・ネギマヨラーメンライスと試してきたのですが、この両者はそのままでもレベルの高い味でした。

あえて汁に浸さなくとも十分美味しいので、スープ in にはやや疑問が残る結果でした。

しかし、この ”おかかバターラーメンライス” の場合は、背脂醤油スープにより美味しさが倍増しました。

クセになる味なので、このラーメンとはセットで食べたくなるのではないでしょうか?



ほうれん草



醤油ラーメンのトッピングと言えば、やはり ”ほうれん草” の名が浮かびます。

独特の味わいと滑らかな食感はオンリーワンの存在と言え、好きな方には堪らないはずです。



ほうれん草特有の味わいは、刺激スープの中でも薄まる事はありません。

動物性と植物性のクセがぶつかり合い、ワイルドなハーモニーを奏でてくれます。

何よりも鮮やかな緑色が入る事により、視覚的に大きく向上しました。

”料理は見た目が大事” という言葉がありますが、決してヘルシーとは言えないラーメンなので、野菜カラーが入る事で精神的な負担が軽減されるようです。

もちろん青菜としての栄養成分も摂取する事ができます。


ほうれん草、独特の味わいがあるからこそ、濃厚な刺激スープと合わせたい食材です。



ネギ メンマ



こちらも醤油ラーメンでは定番のネギとメンマを、まとめてのトッピングです。


ネギはスープに負けないように、やや大きめにカットしました。

メンマにはトップバリュの ”味付けメンマ” を使用し、温まるくらいに煮込みました。




さすがは香味野菜のネギ、スープに負けない存在感を出しています。

ニンニクの風味を打ち消す効果も感じられるので、ニンニク臭を抑えたい場合にも良いかもしれません。

メンマに関しては、安定の美味しさを感じます。

味付けがなされたメンマなので、刺激スープに浸っても個性は失わずに、いつもの美味しさが保たれています。

噛めばほんのりと甘めのタレが滲み出てきて、アクセントにとどまらない美味しさでした。



モヤシ



通常は味噌ラーメンでのトッピングで多く見られるモヤシを試していきます。

低コストで栄養があるモヤシは、つねに常備しておきたい野菜のひとつです。


麺と一緒に適当な時間煮込んでみました。



先ずはその特徴であるシャキシャキとした食感が訪れます。

野菜のみずみずしい美味しさが感じられ、投入する量によっては豪快なインパクトが得られる事でしょう。

水分を多く含んだモヤシは、辛味を緩和する効果が大きいのは確かです。

ややもするとスープが薄まってしまうデメリットもありますが、濃厚なスープなので心配ありません。

上記のほうれん草とは逆に角が立たないモヤシだからこそ、その存在が活きているようです。

味わいとしても決して悪い組み合わせとは感じません。



玉ねぎ



粗く刻んだタマネギをたっぷりと入れて、食感を楽しんで見ようと思います。

長ネギとは違ったインパクトを与えてくれることでしょう。


玉ねぎラーメンが完成しました。

1/3程度の玉ねぎを適当にカットして後入れしました。

煮込まなくとも自然と熱が加わり、良い感じに仕上がっています。


大量に投入したので刺激スープに負けることもなく、しっかりとタマネギの味わいが出ています。

ニンニク醤油ベースのスープとも相性は良いです。

光り輝く油は標準スープのものです。

さすがにこれだけの量を投入すると、口臭が気になってしまうレベルかもしれません。

しかし、無限にも感じられるシャキシャキ食感はクセになる美味しさです。

玉ねぎが好きな方限定とはなってしまいますが、個人的には一押しのトッピングです。



サバ缶



ポークが主体となる醤油スープですが、栄養食材のサバを使い魚の旨味をトッピングしていきます。


食塩で煮込まれたサバの水煮缶を使いますが、煮汁まで入れてしまうと塩分量が相当増えてしまうので、今回はサバの身だけを投入します。

煮汁に感してはサバの栄養がタップリと詰まっているので、別日に野菜を煮込むスープとして使用しました。


サバは温まる程度に麺と一緒に煮込み、ネギを添えて完成しました。


食べ応えのある肉厚なサバの身は、濃厚スープの中にあっても自己主張は強いです。

豚と青魚の旨味が絡み合い滋養強壮感にも良さそうな印象です。

味わいとしても濃いめなのでライスと合わせるのがベストかと思います。

今日はスタミナを付けたい、そんな時に試したいトッピングです。



まとめ



注目の背脂スープは、期待通りの濃厚加減でした。

ただ濃厚という訳ではなく、ポーク・チキンの旨味成分がしっかりと機能している味です。

インスタントのレベルをひとつ超えている感があり、こってりファンの満足度も高いと思います。

背脂の量はそこそこですが、価格を考えるとやむを得ないでしょう。


”おかかバターラーメンライス” については、その美味しさに舌鼓を打つ結果となりました。

スパイシーなニンニク風味がアクセントになり、もう一度食べたくなる味です。

もちろん米の風味をしっかりと味わいたい場合には、シンプルに白ごはんと合わせても良いかと思います。


トッピングに関しては濃厚なスープなので、野菜をたっぷりと使い食べたいラーメンです。

直接投入せずとも、調味料感覚でスープを付けて食べてみるのも良いかと思いました。



以上、
これ絶対うまいやつ♪  背脂醤油』でした。