2024年3月9日土曜日

チョコにそまった贅沢ムーンライト


森永ムーンライトに、チョコレートをコーティングしたチョコビスケットの詳細です。カカオの風味を中心に深掘り調査しました。


サクサク食感とふんわりとした口溶けで人気のシンプルクッキー、 ”ムーンライト” 。

1960年発売と歴史は古く、誰もが一度は口にした事があるのではないでしょうか?

本商品は、そのムーンライトをチョコレートで包んだ豪華版となります。





概要


森永
チョコにそまった贅沢ムーンライト


ウェブサイトから
サクサクほどける食感と卵の味わいが特徴なムーンライトにミルクチョコレートをフルコーティングしました。中までチョコがしみ込んだような、チョコ感たっぷりのムーンライトです。

満月を形取ったというフォルムを持つ ”ムーンライト” 、標準仕様は優しい甘さのシンプルなビスケットです。

そんな素朴な味に対し、チョコレートを全面コーティングした ”贅沢ムーンライト” 。

正にプレミアムビスケットと呼べる変貌ぶりです。


クッキー・ビスケットと呼び名は違いますが、チョコレートを大胆に使った商品で言えば、”カントリーマアム・チョコまみれ”の存在は無視できません。

果たしてこの ”贅沢ムーンライト” は チョコまみれ のような濃厚テイストとなっているのでしょうか?



商品スペック



2024/3月

内容量

98g(14枚入り)

購入価格

税込289円

栄養成分表示

1枚(標準7.5g)当たり
熱   量   40kcal
たんぱく質   0.5g
脂   質   2.1g
炭水化物    4.8g
食塩相当量   0.03g

原材料

小麦粉(国内製造)、準チョコレート、砂糖、ショートニング、バター、ココアパウダー、卵黄(卵を含む)、食塩、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料、膨脹剤



ディテール




BOXには合計で14枚のビスケットが個別包装され入ります。

ノーマルのムーンライトはスケルトンの包装紙に2枚づつ入るのですが、この贅沢ムーンライトではメタリック調のパッケージが採用され各1枚づつ収納されています。

パッケージが増え環境負荷が気になる所ですが、夏場などの気温に弱いチョコレート商品となれば、単体包装は必須と言えるでしょう。


柔らかくラウンドした円形フォルムは、平べったいチョコパイの様にも見えます。

表・裏

2枚分を開封して並べてみました。

全面余すところなくチョコレートがコーティングされています。

底面に多少のホールが見られますが、これを防ぐ事は技術的に難しい所でしょう。

チョコに関してはミルクタイプという事なので、やや明るめの色合いをしています。


裾部分にはチョコが広がり台形のようなフォルムとなっています。


断面を割ってみると、中からはカカオ色に染まったビスケットが出てきました。

中身は白色ボディーのムーンライトではなく、ココアパウダーが使われたブラックムーンのようです。

食べてみると表面のチョコだけではなく、全体的にカカオの風味が感じられます。

中心部は染みチョコのようなウェッティーな味わいではなく、あくまでも通常のビスケットという印象なので、特別なアレンジはされていないようです。


姉妹品の ”贅沢チョイス” もそうなのですが、断面を見るとチョコレート自体はそこまで厚くありません。

チョコ厚は薄目


食感としては表面にチョコレートがコーティングされていると言う事もあり、ビスケット特有のサクサク感は減っています。

ブラックムーンのホロっとほどける感覚もあるので、全体的に柔らかな食感となっています。

甘さに関しては、ビスケット本体にココアパウダーが練り込まれている事もあり、やはり控えめに感じられます。

ビターというほどのほろ苦風味ではないのですが、甘さ一辺倒のミルクチョコレートとは明らかに違っています。


また気になった所では、ブラックムーンと贅沢ムーンライトでは1枚の容量に違いがあるので単純にチョコレートをかけた物ではありません。(贅沢チョイスも同様です)

価格設定の問題なのか、贅沢ムーンライトでは1枚当たり約7%ほど容量が少なくなっています。


容量比較


ブラックムーン
1枚(標準8.1g)

贅沢ムーンライト
1枚(標準7.5g)



まとめ



チョコレートがタップリと使われたビスケットとして注目される贅沢ムーンライト。

中に入るビスケットに、ムーンライトから派生したブラックムーン(ショコラ味
)を使った効果は高く、豊富なカカオの風味が感じられました。

しかし、不二家の大ヒット商品カントリーマアム ”チョコまみれ” とは、方向性が違っているようです。

贅沢ムーンライトの場合、ビスケット部はチョコが浸透した濃厚なものではなく、通常仕様のあっさりとした味わいとなっています。

甘味・厚み・ビスケットと全体的に淡白な仕上がりなので、比べてしまうと若干物足りなく感じるかと思います。

その場合、口の中でゆっくりと溶かしながら食べると、よりチョコレートとビスケットのハーモニーが楽しめるかと思います。

総合的には、”チョコまみれ” と比べて甘さを抑えた大人のお菓子という印象でした。



以上、
 
チョコにそまった贅沢ムーンライト』でした。