2024年4月5日金曜日

COFFEE BREAK ライジング  価格比較 ダイソー 業務スーパー Rising

主にディスカウント店で売られている、輸入インスタントコーヒーの詳細です。

税込百円ちょっとで買える瓶詰めコーヒー、果たしてお得なのでしょうか?

レビューに加えて、生活圏内で購入できる国産品と価格比較しました。




概要


Rising
COFFEE BREAK


パッケージのコメント
100% Pure Instant Coffee 

ダイソーや業務スーパーで販売されているインスタントコーヒーのCOFFEE BREAK。

表記されているRising(ライジング)は、世界から取り寄せた原材料を製品化している、朝日商事のオリジナルブランドとなります。

内容量違いでいくつかのバリエーションがあるのですが、今回はダイソーで売られている50g品について調査しました。

価格的にはこのサイズ感で100円ならばお買い得なイメージがあるのですが…

しかし百均に並ぶ商品の中には、小分け容量により逆に割高となっている商品も見受けられます。

やはり印象に頼らずしっかりと価格調査しなければなりません。

気になる商品内容なのですが、コーヒー豆の産地はベトナム・インドネシア、そして原産国はエジプトとなります。



商品スペック



2024/3月

内容量

50g

購入価格

50g 税込108円(ダイソー)
200g 税込429.84円(業務スーパー)

原産国

エジプト

輸入者

朝日商事株式会社

栄養成分表示

100g当たり
熱   量   353kcal
たんぱく質   22.3g
脂   質   0.1g
炭水化物    65.6g
食塩相当量   0.2g

原材料

コーヒー豆(生豆生産国名 ベトナム、インドネシア)



ディテール





瓶口は紙によってシールされており、見慣れた瓶詰めコーヒーの様相を呈しています。

この内蓋の剥がし方なのですが、”少しだけ開ける” ”全て取り去る” 、など個人差が出る所ではないでしょうか?

瓶側に紙片を残してしまうと、蓋との接地箇所が微妙にデコボコしてしまい、密閉度が悪くなってしまいます。

コーヒーの風味をキープするにはしっかりと密封したい所ですが、綺麗に剥がすにはそれなりの手間がかかってしまいます。

おすすめとしては、瓶の端面部分はそのままにして中央部を開けるやり方です。


カッターナイフを使いスプーンが通る位の穴を空けました。

これだと蓋と瓶の接地面が平らなので、湿気の侵入を最小に防ぐ事ができます。


コーヒーの粒は、細かい粒子の粉末状となります。

したがって製造時の乾燥過程では、スプレードライ方式が使われているようです。


このスプレードライ方式は水に溶け易いというメリットがあるのですが、風味的には粒の大きいフリーズドライの方が良いとされています。

コスト的にはスプレードライの方が有利なので、低価格品では多く採用されています。


ブラック


ミルク入り

左:ネスカフェ 右:COFFEE BREAK

ネスカフェエクセラ ブラックローストと比べて見ました。

ブラックローストは香り高く苦味が強い印象で、

OFFEE BREAKは、ほんのり甘い香りにフルーティーな味わいというイメージでした。

ただ、OFFEE BREAKは粉量を多めにしないと、やや味が薄い雰囲気もありました。


価格比較


コーヒー各社の主だった袋入り・瓶入りコーヒーの税込価格を比較してみました。

大手スーパーでの価格を参考に100g当たりの価格を割り出した物で、中にはセール品もあるので参考として考えて下さい。


袋入り

UCC ゴールドスペシャル 280g 
428.76円 153.12円/100g当たり(ザ・ビック)
505.00円 180.35円/100g当たり(セブン系スーパー)

TOPVALU レギュラーコーヒー オリジナルブレンド 320g
537.84円 168.0円/100g当たり(ザ・ビック)

7プレミアム 深いコクのコーヒー 100g
375.84円 375.84円/100g当たり(セブン系スーパー)

ネスカフェ エクセラ 詰め替え用 120g
428.76円 357.29円/100g当たり(ザ・ビック)
429.00円 357.49円/100g当たり(セブン系スーパー)

瓶入り

ネスカフェ エクセラ 220g
752.76円 342.16円/100g当たり(ザ・ビッグ)

ネスカフェ クラシックブレンド 175g
484.92円 277.09円/100g当たり(業務スーパー)


ライジング COFFEE BREAK 瓶入り

50g
108.00円 216.00円/100g当たり(ダイソー)
127.44円 254.88円/100g当たり(業務スーパー)

200g
429.84円 214.92円/100g当たり(業務スーパー)


結果としてCOFFEE BREAKは最安とはならず、

大手メーカー製の ”大容量 + 袋入り + セール品” には敵いませんでした。

100g当たりの価格差で見ると、UCCゴールドスペシャルとCOFFEE BREAKとでは最大で61.8円の差が生まれています。(ザ・ビックでのセール品です)


しかし瓶詰めコーヒーの中では最安と有利な結果が出ました。

特に50g瓶詰めという少量品は存在自体がレアなので、携帯用としての購入にはメリットがあると言えます。



まとめ



輸入食品に関しては国によっては不明瞭な部分がある為、安全性について懐疑的になってしまう面があります。

しかしインスタントコーヒーの原材料はコーヒー豆だけなので、比較的安心感があると言えます。

輸入品でもコーヒー豆自体の産地に大きな違いはなく、加工する際のコスト分で差が出ているようです。

そもそも日本では消費量のほぼ全量を輸入コーヒーに頼っており、2021年の国別輸入量で見ると、ベトナム(2位)インドネシア(6位)と、COFFEE BREAKに使われているコーヒー豆も馴染みの味と言えます。


しかし価格的には最安とはならず、大容量の袋入り商品ならば国産品の方が安く買えてしまいます。

尚且つスーパーが定期的に行うセール品を狙えば、その価格差はさらに広がっていきます。


COFFEE BREAKを選ぶのメリットとしては、瓶入りでの価格となります。

上記の国産低価格品は全て袋入り品なので、瓶入りとなれば価格は跳ね上がってしまいます。

特に50gという少量品は他では中々見当たらないので、小瓶入りとしては有用性があると言えます。


結果としては、一見お買い得に思えた輸入コーヒーのCOFFEE BREAKですが、価格だけで考えると国産メーカー品の方が安く買える状況でした。

小瓶入りのコーヒーを必要とする方には実質一択となるので、用途に合わせて選びたい所です。


以上、

 輸入インスタントコーヒー
 
COFFEE BREAK』でした。